2022.02.03
佐田岬コラム
映画監督・冨永昌敬さんに講評をいただきました!

佐田岬ワンダービューコンペティション2021-2022は絶賛作品を募集中!そして今、「締め切りに向けて追い込み中です…悩」な方にも「もう応募したよ!」という方にもお届けしたい、昨年度受賞作品に審査員長講評をいただきました!講評を読むと思う、映像って奥が深い!そしておもしろい!審査員長の視点とともに、前回の受賞作品を振り返ってみませんか?



 

[グランプリ]SADAMISAKI

アイディアを実行する高度なテクニック。これは断トツでした。そして主人公は佐田岬ではなく、作者夫婦です。「有名な佐田岬の風をテーマに制作した」と作者(夫)は述べましたが、しかしその風は、まるで被写体(妻)を喜ばせるために吹いているかのようです。二人が向け合う笑顔は、佐田岬がそんな楽しい旅を可能にすることを示しています。

 

 

[準グランプリ]岬で生きる

待ってました、こんな作品を。サダワン3年の歴史上はじめて伊方町民とその暮らしが描かれました。作者は自分が佐田岬を深く知るためにカメラを使い、自分が知ることを通じて他者に伝えようとしています。魚の血に染まった海水の鮮やかな赤。藍染職人の手に染み込んだ染料の深い青。それらは佐田岬で生をつなぐ人々の飾らない声と相まって、この短い作品を堂々たるドキュメンタリーへと高めています。

 

 

[佳作]碧い

佐田岬という土地にはいろんな名所や人気スポットがあるのに、それらに背を向けた聡明な作者は、自分が気になって仕方がないものを探し歩きました。それは、山の中にひっそり居並ぶ石仏。。。すばらしい。あなただけの佐田岬を、ぜひまた見せてください。

 

 

[佳作]キリトル、佐田岬

「伊方町の見どころだけでなく、課題にも触れている」という町長の感想のとおり、この作品は佐田岬の人々から率直な言葉を引き出すことに注力していました。

 

 

[佳作]ただいま

佐田岬の風車を動画に撮る場合、ほとんどの人が回っている様子を狙います。が、この作品の風車は回っておらず、佐田岬全体がちょっと休憩しているかのような印象を持ちました。作者が大事にしている時間が作品によくあらわれています。

 

 

[スマホ部門賞]碧色の夏

小さなお子さんを被写体に選んだ作者は、彼女のおそらく初めての「演技」を優しく見つめています。

 

(講評は以上)


いかがでしたか?ちなみにオンライン開催となった2021年の表彰式の様子もこちらでご覧になれます!

今年、受賞者としてインタビューを受けるのはあなたかも!?応募締切は2022年3月31日(木)です。今年はホラー賞、ラブロマンス賞、ヒューマンドラマ賞、SF賞、コメディ賞と5つの部門を新設し、さらに自由な発想&視点の作品をお待ちしています!

 

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募集要項